マザース三日坊主

「近況」

私の両親もいい年になってきて、ここ数年よく病気をします。
そのわりにしぶとく80歳も近くなった今もまだ自営業をしています。
今年の夏の猛暑の盛り、今回は母がクモ膜下だと連絡が入りました。
さすがにこれは大変な事になったと取るものも取りあえず駆けつけました。

幸い病院の迅速な手術と手厚い看護のおかげで、病院に運ばれたあの日から2ヶ月半たった今、
少しずつですが回復して来ています。
カテーテル手術という尋常でなく手先が器用でないとできそうもない難しい手術を明るくこなす女医さんや、
その包容力はどんだけなんだ?という若くてアイドル並みにかわいい看護師さん。
すごいなぁ。本当にすごいなぁ。自分の仕事を省みて、人の命を預かる仕事じゃなくて本当によかった。
というか比べる事じゃないか、そういうことでなく私も私なりにがんばればいいのか、でも本当にすごいなぁ。
とにかくとても感謝していて、おまんじゅうの箱の底にお金を忍ばせてお渡ししたいくらいです。(実際にはお渡しできませんが)

考えてみたら就職して東京に出てきて25年。忙しさを理由に実家に戻るのは年に2回がせいぜいでした。
気がつけば、その間に両親は随分年を取って、家もだいぶ古びました。

この2ヶ月半必要に迫られて、毎週末実家と病院に通っているうちに、
思いがけず母と父のそれぞれの長い話を毎回聞かされるはめになりました。

母は回復の時期によって変わって来ていますが、基本的にやたらとしゃべります。
自分の子供の頃の話、若い頃の話、結婚当初の苦労話。親戚まわりの話。
昔の話はわりと辻褄があっていますが、最近の事になると愉快なほどトンチンカンです。
はた目にはベッドで意識不明だった間に、お客さんから頼まれたものを運びにフィリピンまで行ってきた、本当だよ、とか。
実は自分はスパイなんだ、とか。
とても面白いコントを思いついたから小説として書きとめたいとか。
ニュースでやってる殺人犯はお父さんにそっくりだからこりゃ大変な事になったとか。
(って、その犯人は外国人でしたけど)
本人は大まじめなので笑っちゃいけないのですが、病気の前はわりと暗い性格だと思っていたけど、
意外なポテンシャルを持った人だったのかなと思いました。

夫婦仲の悪い両親ですが、さすがにこの状況で父もがんばらざるを得ず、仕込んだ家事もだいぶ板に着いてきました。
「あのフワフワさせるやつが無くなったんだけどなんて言うのを買えばいいんでぇ?」などと電話がかかってきます。
(フワフワさせるやつとは柔軟仕上げ剤のことです)
酒飲まないとやってられない、というのが最近の口ぐせで(以前から毎日飲んでましたが)仕方がないので私も付き合います。
基本的には自分の自慢話で、まぁあの年まで商売を続けるという事はそういうことなのか、持病もあるのにものすごいパワーだなと思います。

年をとるということは止めることはできないので、これからどんどん若返ることは決してないのでしょうが、
せっかく助かった命なので、これから少しでも幸せに暮らして欲しいと、今さらながらまっとうな事を思っています。

akebi
↑実家の庭になったあけび。母がなぜかどうしても撮れというので。

弦が切れたら

「何かへん」
クラシックのコンサートをぼんやり聴いてたある日のことです。
サントリーホールの2階、オーケストラ全体がよく見える眺めのいい席。
見えている風景のどこかがなんかへんです。
あ。
ステージ上で違う動きをしている人を発見。第2バイオリン奏者の弦が切れたみたいです。
その日の第2バイオリンは12人。奏者は、えらい順というかたぶん上手い順から並んでいるんでしょう。その人は3番目。
じっと見てると、その3番さんが隣の4番さんに弦の切れた自分の楽器を、ほらっとばかりに渡す。
4番さんは3番さんに即座に自分の楽器を差し出し、3番さんはその楽器を受け取る。そして何事もなかったように演奏を続ける。楽器の交換。
この動きに迷いがない。
「あ!切れちゃった!ちょっと君の貸してくんない」 「いいっすよ」
そういう空気はいっさいありません。消火訓練のような、統制感のあるきびきびした動きです。
楽器の交換がステージ上で続きます。4番さんは9番さんと楽器を交換、9番さんはたぶんいちばん下っ端の12番さんと交換、交換が終わるや否やそれぞれの奏者は他人の楽器で演奏を続けます。3番さんの弦の切れたバイオリンを手にした12番さんは静かに席を立ち、ステージを離れました。たぶんその交換ラインが、3番さんの場所からステージを出る最短距離なのでしょう。
5分くらいたって楽章の切れ間に、下っ端12番さんが楽器を持ってステージに戻ってきました。楽器は同じ交換ルートを辿って、3番さんのところに無事到着。
考えてみれば、
上の奏者が演奏は上手だ。
上の奏者がいい楽器を使っている。
上の奏者がよりいい楽器で演奏した方がいい。
上の奏者がより長い時間演奏を続けた方がいい。
それが全体としてよりいい音になる。
ということでしょうから、僕が見たオーケストラの行動は筋が通ってます。もしかしたら、ふだんから訓練しているのか?という素早さでした。
人の楽器はやだとか、「困ったなあ」 「どうしたの?」とか、自分のやり方はこうだとか言ってる場合じゃない。とにかく何とかしなくちゃいけないんだ、いうのは、オーケストラという芸術家の集団でもあるんだなー。
意外な場所で思わぬ面白いものを見た日でした。

アボカド?アボガド?

アボカド?アボガド?
どちらが正式名称かご存知でしょうか?

自分も知らないし、そんなに興味もないんですが、
自分は、愛情込めてアボちゃんと呼んでいます。

そのアボちゃんがこちらです。

西脇1

かわいいくないですか?
めっちゃかわいくないですか?

極端に同調を求めてくる人は苦手ですが、
ちょっとそんな人の気持ちがわかります。

めっちゃかわいいんです。

今年の頭にアボカド食べた際、
種を捨てずに水につけて栽培したらあっという間にこんな姿になっていました。
種から育てたという事もあり、愛情もひとしおです。

水をあげたら元気になったり、日当りがよすぎてシナッとなったり、
幼木な事もあり、毎日イロイロな表情を見せてくれます。
最近はずっと元気がなかったので、
ちょっとおしゃれな鉢に変えてあげたら、
少し元気になりました。
おしゃれに目覚めるお年頃でしょうか。

日々成長していくアボちゃん。
毎日のケアを怠らず、
老後のアボカドざんまいを夢見て、
大木になるまで立派に育てようと思います。

一本では受粉出来ず結実しないらしいので、
どなたか育ててる方いたら、
うちのアボちゃんと受粉お願いします。

山部

2015.8.22 鍋割山
マザース山部、初の1000m越え!
山頂の山小屋で食べられるという鍋焼きうどんを目当てにいざ出発です。

8:00 小田急線 渋沢駅集合
マザース山部はほとんどの部員が皆同じ方向に住んでいるのですが、大抵いつも現地集合です。
(↑仲が悪いとかではなく朝は寝たいだろうからという部長の配慮)

ぽつりぽつりと部員が現れる中、
あれ?何か1人足りなくない?と、ここで柴田部長の電話が鳴ります。
これは誰か寝坊だな。なんて思っていたら
笑い始める部長、
「林、いま渋谷にいるって。」

お? ここ、渋沢 だよね。

林、やりよった。

他の部員も最初にメールをもらった時、
“渋沢駅” と “渋谷駅” を読み間違えました。
だけれども渋谷から山に登るはずないよね。と気づくんです。

ですが彼女、東京に来てまだ4ヶ月しか経ってなかったんです。
渋谷から登れる山があると思っても、仕方がないんです。
林、ごめん。誰も教えてあげなくて…

後日このブログを書く際に、
林のことブログに書いても良い?と聞くと
「私的には、おいしいと思ってるんで全然大丈夫です!」
とドヤ顔で言われました。
さすが大阪人やわぁ〜
林の後ろに大阪のありとあらゆるシンボルが聳え立っている様に見えました。

おいしいかは分かりませんが半分以上が林の話となってしまったので、
あとは写真と簡単な山行記録とさせて頂きます…

8:08 泣く泣く林を振り切りバスに乗車 ( 1人高尾山へ向かう林 )

8:30 バスで登山口の大倉へ、諸星夫妻と合流。
初対面の旦那さまに一同緊張でした。

8:40 いざ出発。大倉 → 二俣 → 後沢乗越 ルートで鍋割山を目指します。
勝浦1

一番簡単なコースにも関わらず普段よりも険しい山道に大苦戦。途中何度か込み上げる下山したい気持ちも乗り越え上へ上へ。
みんなに内緒で自分の飲み水を旦那さんに持ってもらう諸星P、バレてます。

12:10 やっとの事で頂上着!  皆良い笑顔です。(太陽がまぶしいのが数名)

そして韓流感を漂わせる間下PM。
勝浦2

鍋割山荘で待ちに待った鍋焼きうどん、濃い味付けが疲れた体に染み渡ります。
( 林から高尾山頂上でおにぎりを食べてますとの報告 )
勝浦3

そして山頂でのかき氷、今まで食べたかき氷の中で一番おいしい。
味に合わせてスプーンの色を使い分ける山荘の方の粋な演出にバンザーイ
勝浦4

13:20 山頂の景色に別れを告げ駆け足で下山  鍋割山 → 小丸 → 二俣 ルート
かなり急勾配な、道なのかすらも怪しい整備されていないルートを
遭難するのではと不安に思いながらずんずん下ります。

途中柴田部長が登山道を滑落 (飯星PM目撃談によると一回転したらしい) したり
もうヤダ歩きたくないとペースダウンを繰り返しながら

17:20 暗くなる前になんとか下山。この後恒例の温泉へ。
疲れたけれど良い夏の思いでとなりました。

最後に、登山口近くにいためっちゃなでさせてくれる猫がかわいかった。
勝浦5