マザース三日坊主

マイ・スネーク・メモリー

あけましておめでとうございます。
巳年ですね。
「ヘビ」といえば「虫」と並んで苦手な人が多いと思いますが、
実は私、子供のころ、無類のヘビ好きでした。
親にねだって買ってもらった爬虫類図鑑の写真をうっとり眺め、
動物園に行けば爬虫類館に入り浸り、
そのぴかぴかでしなやかな身体に目を奪われたものです。
ちなみに当時のお気に入りはボア。
図鑑に載っていた鮮やかな黄緑色のにくいやつ、
今でも目に焼き付いています。
私は東京郊外、あきる野市の出身なのですが、
川があり山がある自然に恵まれたところですので、
子供のころはよくヘビが出没していました。
多くはアオダイショウかシマヘビですが、たまにマムシが出ることもあり、
小学校の裏の竹藪でマムシが目撃されたときには、
「教頭先生が捜索しているので竹藪に近づかないように」
という校内放送が流されたのものどかな思い出です。
マムシにはさすがに手を出しませんが、
そうでないヘビを見つければ追い回すのが子供というもの。
みなさんは「安全なヘビの捕まえ方」をご存知でしょうか。
まず、ヘビの進行方向に立ちはだかり、ヘビの頭をさっと靴で軽く踏みます。
(ジャンプして飛びかかってくるタイプのヘビにはしない。)
そしておもむろにヘビの首元をつかみ、
素早く靴をどけてヘビの頭をぐっと指で押さえつつ持ち上げる。
(怯えると隙をつかれるので大胆に!)
ヘビはぐるぐると腕に巻きつき、締めつけてきますが、
頭を押さえていれば噛まれることはありません。
ヘビの冷たくつやつやした胴体が腕に巻きつく感触というのは、
スリルに満ちていてなかなかの体験です。
さて、たいていの場合、捕まえたヘビはすぐに草むらや竹藪に放られ、
シュルシュルシュル…とものすごい素早さで姿を消すのですが、
ある初夏の日、学校の帰り道の梅林で「大捕りもの」を演じた私は、
捕まえたヘビを逃がすのが惜しくなりました。
なにしろ梅林の草むらというヘビを捕まえるにはハードルの高い場所で、
数人で追いこんでようやく「そいつ」をわが手中におさめたのです。
年上の男子もいた中で私が最終的に首根っこを押さえたということも、
内心得意だったんでしょう。
かなりあっさりと、私はそれを持って帰ることに決めました。
梅林の近所の男の子が家からビニール袋を持ってきてくれ、
そこにヘビを放り込んで私は意気揚々と家に帰りました。
私の家は共働きだったので、いつものように鍵を開け、
ヘビの入れ物を探し回ります。
どうしてそんなものがあったのか、クーラーでも購入した後だったのか、
やけに細長く大きな段ボールを発見した私は、
さっそくその段ボールにヘビを入れ、
ふたの下にふたを差し込む閉じ方(分かりますかね?)で箱を閉じると、
そのまま友達と遊びに出かけてしまいました。
――夕方帰宅して、何が起きていたかと言うと…。
ヘビ、逃げてました。
段ボールはもぬけの空。
ちゃんと閉じたはずのふたに、ヘビが押しあけたであろうわずかな隙間。
でも部屋から出てはいないはず。
(一応そういう事態も想定して部屋のドアはぴっちり閉めていた。)
しかし散らかし魔の私の部屋は畳も見えない死角だらけの魔窟。
ヘビが身を隠す場所はいくらでもあります。
いくらヘビ好きでも、自分の部屋のどこからヘビが飛び出してくるか
分からない状態というのはさすがにぞっとしません。
しばしこわごわ本をひっくり返したり、机の下をのぞいたりしてみてから、
しょうがなく私は帰ってきていた両親にそのことを打ち明けました。
ヘビを拾ってきて段ボールに入れてたんだけど、
ふたの隙間から逃げちゃったみたいなんだよねー。
…母の悲鳴を聞いたのは後にも先にもあれっきりだったような…。
父親と私で大捜索が開始され、
本棚の下でひっそりととぐろを巻くヘビを見つけましたが、
ほうきで突っついてもガンとして出てこない。
しょうがないので本棚の本を全部出し、
本棚ごとずらしてようやく父がヘビをはっしと捕まえると、
部屋の窓から家の裏の草むらにぽーんと放たれました。
父は生物全般に割と愛情のある人なので、
「かわいそうに、恐がって本棚の下でおしっこしちゃったみたいだよ」
と強引に連れてこられたヘビに同情していましたが、母は
「もっと遠くで放してくれればいいのに…」
と恐ろしそうに言っていた、その対比が印象に残っています。
その後、「もう二度とヘビを拾ってこないように」
と厳命されたのは言うまでもありません。
さらに、ヘビを最終的に捕まえて放した父により、
「あれはヤマカガシという種類の毒ヘビだから噛まれていたら大変だった」
というお叱りを受け、私も非常に反省しました。
それが毒ヘビか否かを見分ける知識がないまま、
得意げに捕まえる技術を披露するのは愚かなことだと。
大人の階段を登るうちにいつしかヘビへの愛情も薄れ、
今となっては、どうしてあんなにヘビが好きだったのかもう分かりません。
それでも、このヘビ騒動のことを思い出すと、
ヘビを見てわくわくしていた気持ちや、
ヤマカガシはいつもの細いシマヘビよりも巻きつく力が強かったこと、
空っぽの段ボールを前に呆然とした自分、
本棚の下の大捜索、裏の草むらに消えていった蛇影、
すべてが懐かしく美しいような気がします。(そうでもない?)
ちなみに今、Wikipediaでヤマカガシを調べてみたところ、
これまでの日本での死亡例は4例、
「中学生が捕まえようと無造作に手を出して噛まれた」
という事例が目立つらしいです。
…危なかった。

2013年の予定

こんにちは。
4月入社の遠藤です。初めてブログを書きます。
私は今年、入社にあわせて山形県から上京しました。
田舎者の東京のイメージとしては、とにかく「ポップなカルチャーにふれあい放題!」だったのですが、出不精の私は、仕事があるからと自分に言い訳を繰り返し、2012年は全くと言っていいほどふれあえなかった訳です。
そこで、2013年。
今のうちに、このイベントにだけは行こう!という予定を立てたいと思います。
多分言わないと行かないので、先に宣言します。
1.「アートと音楽-新たな共感覚をもとめて」(~2月3日)
とにかく一月中になにか!と思って目に付いたイベント。ただただ名前に惹かれました。坂本龍一氏が総合アドバイザーとのこと。
2.「コバケンワールドvol.3」(3月10日)
炎のコバケンの指揮が生で見られる日本フィルハーモニー交響楽団の演奏会。しかも25歳以下はコバケンシートというのが買えて、1500円でS席が手に入るらしいです(7000円相当)。若者の特権を使います。
3.「ケチャまつり」(夏ごろ)
文明批判をテーマに掲げ活動を行っているアーティストグループ、映画「AKIRA」のサントラでも有名(?)な芸能山城組が行う、インドネシアのケチャをはじめとする世界諸民族の芸能を紹介する大イベント。これは昔から行ってみたかったやつなのですが、今年はまるっと撮影とかぶって断念。2013年こそリベンジします。
とりあえずこの3つ。
かなり偏りがありますが、とにかくこれらには行きます。
みなさんも興味がありましたら是非足を運んでみてください。
2013年は文化とふれあいます。
とにかく行きますよ。